2022/04/28 11:03

 
55年ぐらい前 👵ばあば(20歳ぐらい)が自分用に作ったスーツ。
同色の四角いボタンが効いた真っ赤なスーツ。 


👵ばあばが洋裁を始めた頃は、まだ足踏みミシン、ボタン穴かがりができるような機能がなかった為、ボタンホールは全て玉縁(たまぶち)ボタンホールだったそうです。使用するボタンを決め、ボタンに合わせてボタンホールを作るのが一般的でした。
のちに電動ミシンで簡単にボタンホールが作れるようになってからは、服が完成してから生地の端切れを持ってボタンを買いに行けるようになりました。ボタンホールが難しい特殊な生地の場合は、ボタン屋さんに縫い終わった服を持って行き、選んだボタンに合わせてホール加工をしてくれるサービスもあったそうです。

この真っ赤なスーツの赤のボタン、やたら生地とボタンが合ってると思ったら、白いボタンを生地の赤色に合わせて染めてもらったそうです。そりゃ合うはず。


内側、いつもながら丁寧な仕事です。
真っ赤な生地は麻かな、シャリ感があってステキな生地です。


しかし昔のばあば細かったんだなぁ、かなりタイト。
真っ赤なスーツ、スッキリでカッコいい、バリバリ仕事ができそうです。気に入っていたので、お出かけや通勤時よく着たそうです。